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17- D- 0542 201 7 年 9 月 2 6 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
シ
ャ
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プ
株式会社
(証券コード:6753)【据置】
長期発行体格付 BB
格付の見通し 安定的
■ 格付事由
(1) 大手家電メーカー。液晶ディスプレイを中心に、液晶テレビ、携帯電話、白物家電、太陽電池、複写機、
カメラモジュール、電子デバイスなどに事業展開している。16 年8 月に台湾のE MS 世界最大手である鴻
海精密工業(鴻海)グループを割当先とする新株式の発行を行い、同社の傘下に入った。当社の格付はス
タンドアローンの評価をベースとしつつ、鴻海の信用力を一定程度反映させている。
(2) 鴻海との共同購買、同社の販売ルート活用、経費支出の厳格化、これまでの構造改革効果などが相俟って、
収益の改善が急ピッチで進んでいる。もっとも、収益改善の方向性自体は現在の格付に織り込み済みであ
る。資本増強の実現で財務面の大きな課題は解消されたとはいえ、資本の質を勘案すると、財務基盤は依
然脆弱と言える。事業リスクは総じて大きく、収益の底上げと安定化によって、財務基盤をさらに強化し
ていく必要がある。以上を踏まえ、格付を据え置き、見通しは安定的とした。
(3) 17/ 3 期は最終赤字になったものの、営業利益は 624 億円と黒字に転じた。これは、構造改革・人員適正
化の効果が主因だが、鴻海とのシナジーも早期に実現した。一方、18/ 3 期営業利益は売上の増加などに
より 900 億円となり、最終利益は黒字に転じる見通し。鴻海の傘下入りで借入コストの削減も進んでいる。
ただ、主力の液晶ディスプレイを筆頭に事業環境は総じて厳しい。当社が描く売上成長による利益の拡大
戦略が中期的に実現可能か慎重にみていく必要がある。中小型ディスプレイでは、当社の得意な液晶から
有機 E Lへ需要シフトが進んでいる点も懸念材料の一つになっている。
(4) 16/ 3 期における多額の損失計上で同期末に債務超過になったものの、16 年 8 月に3, 888 億円の資本増強
が実現し、17/ 3 期末の自己資本は 2, 941 億円、自己資本比率は 16. 6%、ネット DE R は 0. 60 倍になった。
また、メイン 2 行を中心とするシンジケートローンが長期借入として更改され、資金繰り構造の安定化も
図られた。18/ 3 期は成長戦略に基づく投資などによりキャッシュフローが圧迫される見通しだが、財務
構成に与える影響は限定的とみられる。
(担当)涛岡 由典・関口 博昭 ■ 格付対象
発行体:シャープ株式会社
【据置】
対象 格付 見通し
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2017 年 9 月 21 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:涛岡 由典
主任格付アナリスト:涛岡 由典
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の
種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「電機」(2011 年 7 月 13 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) シャープ株式会社
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス
に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)
項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先